2016年6月1日、日産自動車株式会社は電気自動車「e-NV200」の販売価格を改定しました。
「e-NV200」は、すでに「LEAF(リーフ)」で電気自動車の分野で実績を上げていた日産が2014年10月に販売を開始したモデル。
多目的商用バンである「NV200 バネット」をベースにe-パワートレーンが搭載されているのですが、小型化と薄型化さらには搭載位置の工夫により、室内空間を損なうことなく実用性を維持しているのがポイントです。
また、電気自動車の強みである加速の力強さと走行時の静粛性も獲得。
従来のガソリンエンジンを用いる商用車と比較して、重量物となるバッテリーは床下に敷かれているため、車両の重心も低くなっており、走行時の安定性も高まっているほか、周辺騒音や環境への配慮の点でも企業のイメージアップに貢献するとのこと。
つまり、決められた用途で使われることが多い商用車にピッタリの長所が盛り沢山なのです。
満充電時での走行距離は190km。走行以外にもバッテリーに蓄えた電力は最大1500Wを取り出すことができるパワープラグ(100Vコンセント)を介して、屋外などでの電源提供や、災害時の非常用電源としても活用することもできます。
今回の価格の見直しは、バンおよびワゴンの全グレードが対象。
クリーンエネルギー自動車導入促進対策補助金(26万4000円)を利用すれば、最もお手頃な「VXルートバン」が303万円から購入が可能になります。
(今 総一郎)