新40シリーズのポイントは、目を惹く内・外装デザインはもちろん、最先端を行くコネクティビティ、車両の電動化、自動運転技術を兼ね備えたコンパクトカーという点。
市場が大きく、収益性も見込めるプレミアムコンパクトカーのグローバル市場に投入されるとのこと。
ボルボの「コンパクト・モジュラー・アーキテクチャー(CMA)」から生み出される初のモデルで、小型車用の新開発プラットフォーム「CMA」により、大胆で斬新なデザインと設計を追求することが可能になったそうです。
今後4年以内に世界的な高級車メーカーと互角に競えるブランドに成長することを目指しているボルボにとって、数が期待できて利益率も高いプレミアムコンパクトは欠かせないピースなのでしょう。
また、ボルボは電動化車両を2025年までに累計100万台販売する目標を掲げています。
新型コンパクトカーには、EV、PHV(ボルボはTwin Engineと呼ぶ)モデルが含まれ、すべてのプロダクトラインナップで電動化を目指すというこのコミットメントに沿ったものになっています。
エンジンは「Drive-E」戦略に基づいて4気筒までとしていて、現状は4気筒のみですが、直列3気筒も登場する予定。
新型T5ツインエンジンは、自社の新型3気筒ガソリンエンジンとモーターに連結した新型7速DCT(デュアル・クラッチ・トランスミッション)をベースにしたもので、既存の「ツインエンジンAWD」のアプローチをコンパクトカー用の手頃なFFベースのシステム向けとしたものになっています。
このコンセプトカーのまま市販化されるわけではないでしょうが、2017年にも新しい「40シリーズ」モデルの生産が開始される予定だそうです。
(塚田勝弘)