三菱自動車・相川社長が辞任表明、益子会長は当面留任。その背景とは?

相川社長は5月19日に開かれる日本自動車工業会の定時総会で自工会の副会長も辞任する予定で、後任としてホンダの八郷隆弘社長が就任、新会長には西川廣人・日産自動車副会長が就任する見通し。

相川社長は東大で船舶機械工学を専攻、三菱自動車入社後は開発畑を歩み、初代ミニカトッポ(1990年)の企画開発や初代eKワゴン(2001年)の開発プロジェクトリーダーなどを務めた人物。

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父親の相川賢太郎氏は三菱重工で社長、会長を歴任した三菱グループの重鎮で、原動機畑一筋で地熱発電プラント開発の第一人者。

しかしながら、相川社長は今回の燃費不正の舞台となった開発畑の出身であり、経営責任が重いと判断、今後の開発部門のたて直しは事実上、日産主体で行われるものと予想されます。

Avanti Yasunori ・写真:小林和久)

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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