今回の方針決定に際しては警察庁と国土交通省、大学教授らによる調査委員会が7つの高速道路で事故発生状況を分析、区間によっては最高規制速度を100km/h以上に高めても安全性に問題が無いとの検証結果が得られたとのこと。
分析対象となったのは東北道、関越道、常磐道、東関東道、東名高速、新東名高速、九州道の7高速道路で、将来的にこれらの一部区間で最高速度が引き上げられる可能性があるようです。
ちなみに最高速度引き上げの対象として想定されるのは、見通しが良く、本来の設計速度が120km/hであることや、事故発生が少ないこと、実勢速度との差が大きく、渋滞発生が少ないことなどの条件を満たす区間。
一方で、警察庁が高速道路利用者を対象に行ったアンケートによると、最高速度が上がると車両間の速度差が大きくなるため、40%の人が不安に感じると回答しているそうで、警察庁ではそうした声に対する対応を検討しているそうです。