マツダ・ロードスターのリトラクタブルハードトップの開閉方法が判明!

現行(ND)ロードスターに加わるリトラクタブルハードトップモデルは、北米向けは「Mazda MX-5 RF」。リトラクタブルハードトップの「R」とデザインの特徴であるファストバックスタイルの「F」を表現しているそうです。

MX-5 RF-13

気になるリトラクタブルハードトップの開閉方法ですが、新型ではフル電動化されていて、10km/h以下なら走行中でも開閉が可能。

先代NCでは、前席頭上にあるロックを解除してから(手動式のトップロック)、開閉スイッチを押すという手順でしたが、フル電動化ということは、ほかのライバル車のようにスイッチひとつで開閉が可能になったということでしょう。

なお、先代はルーフを3分割し、シートバック後方のキャビンスペース(ソフトトップを収納する)に格納するシステムで、コンパクトなリンク機構の採用とモータ駆動制御により、量産車の電動ハードルーフモデルとして世界最速の12秒という開閉時間を実現していました。

新型は10km/h以下なら走行中でも開閉が可能なうえ、フル電動化され、フロントルーフ、ミドルルーフ、リヤルーフの3つのルーフとバックウインドウで構成される電動格納式ハードトップが採用されています。

MX-5 RF-61

気になる開閉時間ですが、開閉時にはそれぞれのパーツの動きをオーバーラップさせることで、世界最短レベルのルーフ開閉時間を実現しているそうです。

また、ファストバックスタイルのデザイン、そしてソフトトップモデルと同じ荷室容量を両立。

MAZDA_MX-5 RF_23

そのトランク容量は、ルーフ収納時でもソフトトップモデルとまったく変わらず、130L(DIN方式)が確保されていて、550×400×220mmサイズとなっています(キャリーオンバッグがふたつ積載可能)。

MX-5 RF-125

なお、ロードスターRFのボディサイズは、ソフトトップモデルとまったく同じ全長、全幅、ホイールベースですが、全高のみ+5mmとなっています。

(塚田勝弘)

【関連記事】

■リトラクタブルハードトップのマツダ「MX-5 RF」を世界初公開! 日本向けロードスターは2リッターになる?
https://clicccar.com/2016/03/23/361991/

■「魂動」デザインの魅力を際立たせるボディカラー「マシーングレー」を採用 ー マツダ「MX-5 RF」画像ギャラリー
https://clicccar.com/?p=362009

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
続きを見る
閉じる