特許申請中! 新型NSXを生み出す特別な作り方

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自動車というのは組立工程を終えると、そのまま出荷されるわけではありません。

様々な基準を満たしているか、確認する必要があります。通常の自動車工場でも燈火類の確認や水漏れ、メーターの精度などなど様々なテストをするのですが、NSXはこの領域でひと味も二味も違うのが特徴です。

たとえばホイールアライメントの調整は、なんと45分間をかけて行なわれるといいます。そのほか、最低地上高やタイヤ荷重、ブレーキ性能などが精密に測定され、NSXの性能を担保するというわけです。

この工程は『ダイナミック・パフォーマンス・コンファメーション』と名付けられ、そのプロセスにおいて、数多くの特許を申請中というほど画期的な内容となっているということです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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