7人乗りにも最新のAWDを採用。スバルの四駆は雪道で頼りになり過ぎる!

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試乗した千歳の市街地は舗装が見える程度の積雪量でしたが、通行量が少ないのか、路肩に近づくほど路面は白く、つまりスレ違いなどでは片側のタイヤが舗装、もう片方が雪の上という状況です。

不慣れなクルマで、久しぶりの雪道となれば緊張するシチュエーションで、最初は様子見で走りますが、左右で異なる路面であっても思っているほど直進性に悪影響は感じません。

フルブレーキングではABSが作動しつづけるようなキャンプ場の連絡道路でも、しっかりと走り、また曲がることができるのは、前後トルク配分を細かく制御しているおかげでしょうか。タイヤにブリヂストンの発泡ゴム・スタッドレス「ブリザック」を履いていたのも安心感を生んでいたのでしょう。

さて、徐々に慣れて来た頃、道を間違えていることに気付きました。

慌てて事故を起こしてしまっては元も子もありませんが、それでも許される範囲で急いで走らざるを得ない状況。そうしてアクセルを踏んでいくと、駆動力によってクルマを安定させるというスバルAWD制御思想の一端を感じることができたのです。

さらにクローズドコースではスバルのVDC(車両安定化装置)がナチュラルにドライバーをサポートしていることも体験。わざとVDCを作動させるようなシーンはまだしも、日常的にはインジケーターを見ていなければVDCなのか、シャシー性能なのか、それともドライバーの腕(←それはない・笑)なのかわからないほど安定して走ることができます。

しいて言えば、安心感が高過ぎて、スリッピーな路面ということを忘れてしまいそうになるのが心配な点。

クルマが安定しているゆえに、ドライバーの自制心こそが安全を生み出すための重要なファクターだと、あらためて感じさせてくれた、雪道でも頼もしい7シーター「エクシーガ・クロスオーバー7」なのでした。

(撮影・文 山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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