今回の合意を通じて両社はマネジメントの独自性は維持しつつ、高度化する技術革新やスピーディーな事業展開など難易度の高い課題に一体となって対応、両社の企業価値向上に努めていくとしています。
両社は1967(昭和42)年に提携、1998年にはトヨタが51.2%に出資を引上げ、子会社としていました。
昨今、軽自動車の販売が自動車税の増税の影響などで陰りが見えており、前年割れが長らく続くなか、ダイハツもその渦中にいる状況。
一方、トヨタは新興国向けの小型車開発・販売で苦戦しており、ダイハツが軽自動車で培って来た小型車の開発ノウハウを欲している状況。
今後、ダイハツがトヨタの小型車開発を担うことで、両社にとって弱みを補完し合うことが可能に。
計画では2016年8月にトヨタが全額出資してダイハツ株を自社株に交換、7月27日にダイハツ工業上場が廃止される予定のようです。(ダイハツ ブランドは存続)
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