clicccar of the year2015はトヨタ・MIRAIに!

さて、いよいよクリッカー読者、ライター陣などで決める、昨年もっとも良かったと思うクルマが決定しました。

そのクルマとは。。。

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「トヨタ・MIRAI」でした。

ライター陣からの評価も高く、「クリッカーライター賞」も同時受賞です。

そのライター陣からの評価は、、、

『未来の世界遺産になるであろう、「MIRAI」はメイドイン・ジャパンの技術の結晶であり、堂々の1位に相応しいクルマ』
『何年後かに振り返ったときに「ああ、この年にあのクルマが登場したよね」とメモリアル的な立ち位置になっている』
『新しいことをやろうとしていることを基準にして考えると、このクルマ一択。ただ、実際触れる(運転できる)ことができる人はどれだけいるのだろう、という気も…。』

といった、お祭りならではの縁起のいいクルマとして、その完成度を含め選ばれた、というわけでしょう。

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ガソリン、軽油、電気、LPG、CNGなどなど、どのエネルギーもモノによっては100年近い常用の歴史がありますが、水素の実用化は世界初。新エネルギーが実用化されることってこれからの100年以内にないのでは? あるとすれば原子力か核融合? そう考えると2015年はMIRAIに賞賛を与えていないといけない気にもなります。自動車メーカーも我々も、その気持ちを忘れると終わっているかもしれない、という恐怖感もあるかもしれません。

ただし、FCVのライバルと言えるかもしれないEVも、数年以内には次世代リチウム電池の採用で、その走行距離は3倍近くになるとも言われています。電気はもっとも社会に普及して供給しやすく取り出しやすいエネルギーの一つです。そのときは、長距離は水素、短距離はEV、などのイメージができているかもしれません。

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MIRAIを運転しても、電気自動車との違いを感じ取ることはほとんど不可能に近いでしょう。実際、踏み込んだときはモーターらしく極低速からググッとくる加速感が味わえます。車内の静粛性や乗り心地も、それなりの高級車並みと言えるでしょう。それほど実用的にも問題なく仕上がっています。しかし、水素で発電して走っていると考えると、どんな人でも次の世代につながっているんだと感じるのではないでしょうか。

まさに未来へつながっていくことを感じさせる、それがMIRAIだと思います。

トヨタ・ミライ 44
ホンダS660 42
トヨタ・シエンタ 28
マツダ・ロードスター 21
ホンダ・ステップワゴン/ステップワゴン スパーダ 20
マツダCX-3 16
スズキ・アルト ターボRS 12
スズキ・ソリオ/ソリオ バンディット 11
ジャガーXE 6
トヨタ・アルファード/ヴェルファイア 5

(clicccar編集長 小林 和久)

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この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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