昨年登場した新車の中で、いちばんイイんじゃない?というクルマを決めるクリッカー・オブ・ザ・イヤー。2014年12月から2015年11月までに「発売」されたクルマで、一般のかたでもディーラー等で目にすることができたと思われる車両が対象です。昨年末までに読者とクリッカーライター陣を中心に投票を行い、選考いたしました。
まずは、「読者賞」から発表します。
本当にユーザーから支援されたと思われる栄えある読者賞は。。。
マツダ・ロードスターです。
主な意見を抜粋しましょう。
「車がどんどん家電化していく中で、これほど作り手の熱い思いとこだわりと伝統が詰まったロードスターはまさしく奇跡のような1台です。人馬一体、珠玉の車です」
「この4月からNYに単身赴任することになったのを機に発売開始記念バージョン(Sレザーパッケージをベースにした北米版2LエンジンMT車)を買いました。毎週500kmくらい峠道を走っていますが、こんなに楽しい車はないですね!」
「やっぱりこれ!デザインも最高、走りもいいみたい。高校生ですが夢をもらった車で、絶対将来乗りたいです。早く乗りたいですね」
「先代から小型軽量になったことで伝統のドライブフィールが更に進化。最新テクノロジーで実現した車好きが恋しくなる懐かしい味は、まるで放課後に買い食いした肉屋のコロッケの味」
「今年のモデルの中では一番後世にも愛され続けられる車だと思う。typeR、A3、TT、AMGも当てはまるかもしれないが一般道のワインディングを常識的に走るにはパワーをもてあます気がする。」
「S660も捨て難いですが、デザインの色気はロードスターが勝っていると思います」
「人間中心で愚直に走る歓びを磨き上げながら、26年の長きに亘って造り続け、多くの方々に支えられているクルマであるから」
読者のみなさんにとって見ても乗ってもわかりやすく、コンセプトが伝わってそれがキチンとできていた、という評価だったと言えるでしょう。
ちなみに2位はホンダS660でしたので、やはり昨年のユーザーの注目はオープン2シーターだったのですね。
RSの追加もありましたが、今後の特別仕様車やバリエーションの拡大、はたまた2リッターエンジンが搭載されるか?など、やはり長い目で自動車好きが気になるクルマであることは間違いないでしょう。
(clicccar編集長 小林 和久 写真:前田 惠介)