日本向けの「キャデラックATS」にApple「CarPlay」を標準搭載

GMジャパンは、今後発表されるキャデラックとシボレーの全車にApple CarPlayを搭載するとアナウンスしており、同モデルはその一環になります。

Appleの「CarPlay」は、Siri音声コマンドによる操作で安全性を高めているだけでなく、iPhoneそのままの多彩なコンテンツが車内で利用できます。

使い方は、対応アプリを車内の画面(「CUE(キャデラック・ユーザー・エクスペリエンス)」)に直接表示し、Siri音声コマンドによる安全な操作ができ、ハンズフリーで電話をはじめ、ミュージックやメッセージなどのiPhone機能はもちろん、オーディオブック、 Podcastといったそのほかのアプリの操作が可能。

Cadillac Apple CarPlay

また、Apple CarPlay対応の統合制御ナビゲーションシステム「CUE」も標準装備されていて、VICS 3メディア対応大容量(16GB)SDナビゲーション、地上デジタルTV内蔵により充実したナビとなっています。

ほかにも、今回の改良モデルには、ギヤ間のステップを小さくすることで最適なエンジン回転数を保ち、素早いギアチェンジとスムーズな加速を生み出す新しい 8ATを搭載。信号待ちなどの停車時にエンジンを停止し、無駄な燃料消費を抑えるオートスタート/ストップ機能も用意。

組み合わされるエンジンは2.0Lの直噴ターボで、可変バルブタイミング付DOHC4バルブを採用し、276ps/400Nmを達成。リッター当たり138psの出力は、現代のクルマでもトップクラスの出力密度で、2100-3000回転でフルトルクの90%を発揮します。

安全や快適装備も充実していて、最新の衝突回避・被害軽減ブレーキ、警告システム、レーンキープ・アシストをはじめ、レーダーとカメラで前走車をモニターして適切な車間距離をキープするアダプティブ・クルーズ・コントロール(ACC/全車速追従機能)も搭載されています。

価格は「キャデラックATSセダン ラグジュアリー」が514万円、「キャデラックATSセダン プレミアム」が570万円、「キャデラックATSクーペ プレミアム」が580万円です。

(塚田勝弘)

この記事の著者

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塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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