カクテルシェイカー「デトックス・ゴールド」の輝きを生み出しているのは『ナノ膜コーティング』と呼ばれる技術で、表面に ”アモルファスのセラミックス” の極薄膜(20~150ナノメートル)を形成、膜厚を微妙にコントロールすることで、光の屈折を自在に操り、無色透明から多彩な色の表現が可能というテクノロジーです。
その『ナノ膜コーティング』が生まれたのは、バイクオーナー、そしてバイクメーカーの夢をかなえるためでした。
エンジンにつながるバイクのマフラー(エキゾーストマニホールド)部分は、カウルで隠すモデルを除いては、マシンの顔ともいえる印象的なパーツですが、どうしても熱が入ることによって変色してしまいます。
そこでマフラーの輝きをキープするために、美しい表面と優れた耐熱、耐食、耐摩耗性といった厳しい要求を可能とするために誕生したのが 『ナノ膜コーティング』。生み出したのはヤマハ発動機です。
この技術を使ったマフラーが最初に登場したのはFZ1/FZ1 FAZER(1998年)で、以後クラシカルテイストなSR400(2010年以降)やMT-09といったモデルに採用されています。