■ホイールに付着したダストを磨く
クルマの汚れで最も目につくのがホイールです。一見するとボディは綺麗なのに、ドス黒く汚れたホイールに「うわぁ~」と思った経験はあるはず。
多くのクルマに採用されているアルミホイールはキラキラと光沢を放つ内はキレイですが、ブレーキの際に生じたダストがホイールに付着することで徐々に輝きを失っていきます。だからこそ、綺麗なときとの差はボディよりもホイールの方が目立ちやすいのです。
ホイール用の洗剤とブラシで磨き、コーティングを施すのがベストではありますが、水で湿らせたウエスで磨くだけでも簡単に落とせます。時間も1本につき1分と短いのも魅力で、休日のちょっとした空き時間に磨くだけでも効果は絶大です。
■窓を水ぶき
ホイールの次に汚れが目につくのがクルマのウィンドウ。
とくに、フロントウィンドウには走行中に小虫がぶつかったりして、その跡は外からも内からも気になるものです。濡らしたウエスで一面を磨くよりもウィンドウウォッシャー機能を使って汚れを集めたうえで、一気に拭くと時間を短縮できます。
また、見落としがちなのがリヤウィンドウです。乗員のプライバシー保護用に暗めのフィルムが張られていて、ちょっとした汚れも目立ってしまいます。とくに、ミニバンなどはリヤワイパーの届かない範囲に要注意です。
■足の軌跡に注目
室内で気になるのが乗降の際に足がぶつかりやすいサイドステップとドア前端です。
さらに、後席は前席シートバックとセンターコンソールの下側、ちょうどつま先があたるポイントの汚れが目につきます。いずれも濡らしたウエスで簡単に落とせます。
■眼鏡ふきで指紋をふき取る
最後にチェックしたいのがカーナビなどに付いた指紋です。とくに最近のクルマに施されているピアノブラック調パネルは指紋が目立ちます。
濡らしたウエスでも落とせますが、水が乾いた跡が残ってしまうことがあります。そこで、役に立つのがメガネ拭きです。メガネ拭き自体は薄く小さいので、グローブボックスなどに一枚入れておくと便利です。
このように「気になるポイント」をキレイにするだけでも、車の印象は大きく変わります。ドライブデートや接待など「ここぞ」というときにぜひお試しください。
(今 総一郎)