自動運転技術で欠かせないセンシングは、カメラとレーダーなどですが、スバルなど自動車メーカーが明言しているように、高精度な地図も不可欠になります。
パイオニアが小型・軽量化を目指している「LiDAR(ライダー)」は、10万円程度の低コスト化も開発目標に含まれていて、数百万円はするという同システムよりもかなり安価にできるのが特徴。
これをテスト車以外の一般車に搭載できれば、膨大なデータを活用した高効率な地図の制作が可能になり、コストダウンも図れるというわけです。
具体的には、2015年から2017年に整備用「LiDAR(ライダー)」と地図整備システムの開発などがあり、2018年から2020年以降には一般車向けLiDARの製品化などをロードマップとして掲げています。
パイオニアには、ナビ用地図製作子会社のインクリメントP社という財産とノウハウがあり、光技術、ナビ技術、地図技術により自動運転のキー技術を磨いていく構えです。
(塚田勝弘)