【東京モーターショー15】パイオニアが光ディスクで培った技術で目指す自動運転とは?

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自動運転技術で欠かせないセンシングは、カメラとレーダーなどですが、スバルなど自動車メーカーが明言しているように、高精度な地図も不可欠になります。

パイオニアが小型・軽量化を目指している「LiDAR(ライダー)」は、10万円程度の低コスト化も開発目標に含まれていて、数百万円はするという同システムよりもかなり安価にできるのが特徴。

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これをテスト車以外の一般車に搭載できれば、膨大なデータを活用した高効率な地図の制作が可能になり、コストダウンも図れるというわけです。

具体的には、2015年から2017年に整備用「LiDAR(ライダー)」と地図整備システムの開発などがあり、2018年から2020年以降には一般車向けLiDARの製品化などをロードマップとして掲げています。

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パイオニアには、ナビ用地図製作子会社のインクリメントP社という財産とノウハウがあり、光技術、ナビ技術、地図技術により自動運転のキー技術を磨いていく構えです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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