マツダ越 (KOERU)のデザイン拠点はMRE(マツダR&Dヨーロッパ)だった

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マツダの中でのMREの役目は大きく分けると「走り」と「デザイン」である。
走りの部分は、さすがに開発施設の撮影はNGだったが、排ガス計測施設やピットには、マツダ車以外のモデルも…。

ピットではサスペンションの調整や組み換えはもちろんエンジンの積み替えも可能だそうだ。排ガスに関しては、現在VWのディーゼル問題が話題だが、マツダでは新車時はもちろんリアルワールドでハイマイレージを重ねているモデルも定期的にチェックを行なっており、規制値をクリアしていることを確認しているそうだ。
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これらの業務は日本でもできそうだが、わざわざドイツで行なう理由は?
まずはドイツの道路環境の良さだろう。MREの近くには速度無制限のアウトバーンはもちろん、高速ワインディング(タウナス)を含めた自然のテストコースが存在する。ドイツでは所定の手続きを取れば発売前のテストカーでも堂々と公道走行が可能。
つまり、テストコースではなくリアルワールドでの試験・評価が可能である。
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もちろんテストの項目によっては外部のテストコースやニュルブルクリンクを使うこともあるが、基本は一般道がベースとなっている。