「ETC2.0」って何? ETC2.0車載器「CY-ET2000D」をパナソニックが発売

さらに、現状では都心経由の方が通行料が割安なため渋滞が発生しやすいことを受けて、 国土交通省は2016年度から首都圏の同一発着地点であれば同一料金にするよう料金体系を改める予定で、ETC2.0搭載車限定で首都高速を避けて圏央道を利用した場合、圏央道利用料金分を割引くなどの新しい料金制度の順次導入する予定としています。

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また、ETC2.0 の走行経路情報を利用して、高速道路での事故・災害時、高速道路外のガソリンスタンド活用等で一時的に一般道に退出して再び高速道路に乗った場合も追加料金がかからないようにすることも予定されています。

さて、パナソニックが2014年秋に発売した高速道路と一般道路の両方の交通情報が取得できる高機能モデル(CY-DSR140D)に加え、高速道路の交通情報が取得できる今回の「CY-ET2000D」を普及モデルと位置付けし、普及を図るとしています。

主な機能は、ETC2.0の新しい高速料金の割引に対応(国土交通省が 2016 年度から順次導入する予定の新しい高速料金制度)、渋滞の早期緩和、交通量分散に貢献。具体的には、パナソニック製のETC2.0(DSRC)対応カーナビと連携し、対応カーナビと接続することでETC2.0サービスが受けられるものです。

装着性も向上し、アンテナ取付け角度の広角化を実現し、アンテナの取付け角度を広角化することにより、ダッシュボード上にアンテナ取付けブラケットを設置して取付けが必要であった車両でもフロントガラスへの設置が可能になっています。価格はオープンで、発売は2015年11月からとなっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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