トヨタの燃料電池車「MIRAI」が米国で2,000台受注!

8月中旬には欧州に上陸を果たしており、9月からはイギリス、デンマーク、ドイツの3カ国で販売を開始、他の国についてもインフラ整備が整う2017年以降に販売が開始される見通しになっています。 

TOYOTA_MIRAI(出展 米国トヨタ)

また10月からは米国への輸出も始まっており、7月20日の予約受付開始後10日間で2017年末までの販売目標である3,000台の5分の1に相当する600台の受注が入ったと言います。

米国トヨタの発表によると、その後10月1日時点での受注台数が年間販売計画の2倍近い約1,900台に達した模様。

トヨタ自動車では生産台数のピッチを上げるべく、「MIRAI」の増産体勢に向けた検討を本格化させているそうです。

先頃、TVの特別番組でも同車の生産現場の様子が紹介されるなど、大きな注目を集めており、今後は国内でも受注が増加しそうな状況になって来ました。

TOYOTA_MIRAI(出展 米国トヨタ)

同社では「MIRAI」に続き、今後は「クラウン」やレクサス「LS」などの量産車へのFCV展開が進むと予想され、それにつれて水素供給ステーションの建設にも拍車がかかることになりそうです。

Avanti Yasunori

■トヨタ MIRAI 米国Webサイト
https://ssl.toyota.com/mirai/fcv.html

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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