バイクに乗る筆者の感覚では、ハンドルの切り始め~傾いてからのターンインは、バイクのような自然な感覚です。
一方、立ち上がり(=曲り終わり)はバイクの場合、アクセルを開けるだけで車体が自然に立ち上がりますが、i-ROADの場合は若干ステアリングを戻す操作が必要です。傾いた車体に「揺り戻り」感があります。
また、切り始めなどステリアリングセンター付近でも姿勢をグラグラ動こうとするのが若干ですが気になりました。この辺は少しダルな味付けでもいい様な感じです。
筆者は感じる事ができませんでしたが、傾き過ぎるとステアリングが振動するインフォメーションがあるそうです。
ステアリングを握っているのに、バイクの様なしなやかな旋回感を見せるi-ROAD。
会場で初めて試乗したピストン西沢さんもヒロミさんも、i-ROADを降りるとご機嫌になっていた理由が良くわかりました。
試乗コースでは、設定された最高スピード20km/hを出せませんでした(メーター読み18km)が、充分に操作感覚を楽しめました。
車体が傾くので、ダッシュボード上にカメラを置いて動画を撮影…は出来ませんでしたが、外から見るほどの姿勢変化は感じません。街中で1人なら、これは充分に実用的なコミューターです。より大規模な実証実験や市販化に期待したい1台でした。
(川崎BASE)