日本は遅れた!? プラグインハイブリッドはドイツ車が主役

じつは国産のプラグインハイブリッドカーは3モデルしかありません。

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世界で最も売れているプラグインハイブリッドという、三菱アウトランダーPHEVは目立っていますが、そのほかはホンダ・アコードプラグインハイブリッド、トヨタ・プリウスPHV(3代目モデルがベース)がラインナップされるだけです。

一方で、大衆車ブランドのフォルクスワーゲンさえプラグインハイブリッドを用意するドイツ勢は車種が豊富です。

登場したばかりのフォルクスワーゲン・ゴルフGTEや、BMW X5 xDrive 40eをはじめとして、スーパースポーツのBMW i8、タウンコミューター的なBMW i3(レンジエクステンダー)、スポーツサルーンのポルシェ パナメ-ラS e-ハイブリッド、最高級セダンといえるメルセデス・ベンツS550プラグインハイブリッドといった具合に6車種も市販されているのです。

再生可能エネルギーに注力しているドイツでは、その制度設計から外部充電によるゼロ・エミッション走行(化石燃料を使わずに走ること)を可能としたプラグインハイブリッドカーが優勢になっているという指摘もありますが、それにしても日本をハイブリッド大国と思っているのは日本国内だけの話なのかもしれません。

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(写真:小林和久 文:山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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