アウディが航続500km超の量産EV「Q6 eトロン」投入か?

昨年、過去最高となる174万台(前年比+10.5%)を販売、53.8億ユーロ(約7,263億円)の売上高と5.15億ユーロ(約695億円)の営業利益を稼ぎ出したアウディ。

大型投資などで営業利益率9.6%と大台を下回ったものの、例年は10%以上の高い利益率を維持しています。

Audi_Q5

従業員8万人を抱える同社の躍進を支えているのは中国市場で、世界販売の3割以上を占めており、中でも「Q5」などのSUVシリーズが好調。

社是に「技術による先進」を掲げる同社の今後5年間の予定投資額は240億ユーロ(約3.2兆円)に上るようで、自動運転をはじめとする先進技術や新型車の開発に充てるものとみられます。

そんなアウディがVWの標準化戦略「MQB」の前身となった「MLB」や、独自の四駆システム「クアトロ」に続く技術として力を入れているのが「e-tron」。

Audi_Q6_e-tron(出展 Audi)

同社が8月13日、19日の2回に渡ってWeb上で公表した資料によると、1回のフル充電で航続距離が500kmを超えるピュアEVを開発しているそうです。 

2018年の量産車(2019年モデル)から搭載されるこの次世代のリチウムイオンバッテリーはLG化学とサムスンSDI製で、欧州での現地生産を予定している模様。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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