トヨタ・ランドクルーザープラドの乗りやすさは独自ターボのおかげ?

その理由は、トヨタが独自に開発、製造しているターボチャージャーにあるといいます。

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通常、ターボチャージャーは、それ専業のサプライヤーが製造することが多いのですが、新しいディーゼルエンジンにおいてもこれまでと同様に、トヨタは自社で組み立てる内製ターボにこだわっています。

その理由は、エンジンとのマッチングを徹底的に実現するためといいます。

今回の新型クリーンディーゼルにおいては、低速から高速まで全域でレスポンスを向上させることで、ドライバビリティをよくするだけでなく、燃焼ポテンシャルを最大化することが狙いでした。

そのために、タービンホイール(排気側)やインペラー(吸気側)それぞれの羽根の形状を追求、切削インペラーについては完全内製を実現しているほどです。

そうして独自に小型のワイドレンジターボ『CT8DV』を生み出した結果、発進加速において従来の3.0リッターディーゼルに対して53%もの向上を果たしたといいます。

実際、国内の市街地走行においてもターボラグをほとんど感じることのない、ライバルを圧倒する発進性能を実現しているのです。

 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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