最大熱効率44%、トヨタ・ディーゼルのポイントは「TSWIN」?

ランドクルーザー・プラドに搭載され、トヨタが日本市場で復活した乗用ディーゼルエンジン「1GD-FTV」。

車重2.2tという重量級のSUVにも関わらず、JC08モード燃費性能は11.8km/L、二酸化炭素排出量は219g/kmという環境性能を達成しています。 

その優れた環境性能を生み出しているのは、トヨタの新型クリーンディーゼルが、単にクリーンなだけではないからです。この新ディーゼルエンジンの最大熱効率は44%と世界最高レベルを実現しているというから驚きです。

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その技術的なポイントは『世界初のTSWIN(ティーエスウィン)を取り入れた次世代高断熱ディーゼル燃焼を採用』したことにあるといいます。

「Thermo Swing Wall Insulation Technology」 の略称であり、新型ディーゼルのコア・テクノロジーとしてアピールされているTSWINとは、果たしてどのような技術なのでしょうか。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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