初代クラウンを石川トヨタが創立70周年記念で復刻!

中日新聞によると、年内を目処に補修作業を終える予定で、来年4月の全社員大会での披露に向けて途中経過をWebで公開するほか、完成車の展示やイベントでの走行を計画しているそうです。

同社は今回のプロジェクトを「DISCOVER CROWN SPIRIT PROJECT」と命名。

プロジェクト開始にあたり、金沢中央店で発足式を開催、県内各店からエンジニアらが集結する中、架谷(はさたに)石川トヨタ社長が「技術力の高さを証明し、車を修理する楽しさも伝えてほしい」と呼び掛け、車両提供者に感謝状を贈呈しました。

ちなみに初代クラウンは今回のレストア車よりもさらに7年前となる1955年に誕生。

トヨタ自動車のお膝元、愛知県長久手市の「トヨタ博物館」に60年前に製造された55年製初代クラウンが保存されていますが、同社販売店でも新車同然にレストアされた初代クラウンが現代に蘇ることに。

TOYOTA_CROWN

大量生産時代幕開けの鍵ともなった、当時初となるプレス技術の導入により生み出されたクラウン。現在ではその姿を大きく変えましたが「クラウンには最新の装備」の伝統は今もなお引き継がれています。

■石川トヨタ
http://www.ishikawatoyota.com/

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 (Avanti Yasunori

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Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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