タイ生まれの三菱パジェロスポーツが新型になって8速AT初採用

三菱自動車の主力生産国となっているタイで2008年から生産されている『パジェロスポーツ』がフルモデルチェンジ。そのタイにおいて、8月1日に新型が披露されています。

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日本では販売されていないので馴染みはありませんが、世界中でヒットモデルとなった先代モデルの後継として、洗練されたスタイリングとパワートレーンを持つSUVとなっています。

コンセプトは「Stylish&Comfortable OFFROAD SUV」。新しいフロントフェイスデザインコンセプト「ダイナミック・シールド」をはじめ三菱のキング・オブ・SUVである「パジェロ」に通じるデザインを継承しつつ、スタリッシュなルックスとしているそうです。

快適性については、サスペンションの見直しやボディマウントの改良により、操縦安定性、乗り心地、静粛性を同時に向上。さらに、新しいディーゼルエンジンと、三菱自動車として初採用となる8速ATにより、静粛性を高めているといいます。

エンジンは、2.4L MIVECディーゼルターボエンジン。8速ATと組み合わせにより、先代モデルに対して燃費を約17%向上、2016年1月よりタイで施行される新税制においてCO2排出量の最低税区分に適合する200g/km以下を達成しているということです。

そのほか、後側方死角警報システムや電動パーキングブレーキ、オフロードモード制御にヒルディセントコントロールといった三菱自動車として初装備を採用していることも、パジェロスポーツへの期待度が高いことが感じられます。

先代モデルは、タイを皮切りに、ブラジル、ベトナム、バングラディッシュ、ロシア、中国でも生産を行ない、世界90か国で販売されました。新型パジェロスポーツも、2015年秋からタイで販売を開始。その後はオセアニア地域、アセアン、中東、アフリカ、中南米、ロシアなど世界90か国で販売する計画ということです。

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(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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