年改したスバルWRX S4を試乗。価格334.8万円のスポーツセダンは乗り心地を改善

スバルの2ペダル・スポーツ4ドアセダンとして2014年夏に登場したWRX S4が、2015年6月30日に初の年次改良(年改)を実施。 300馬力を発生するパワートレインはそのままに、後方の安全を確認する装備やガラスサンルーフといった快適装備を追加設定しています。

そして基本性能においては「サスペンションの最適化」が主な変更点となっているとアナウンスされました。

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従来も標準サスペンションの2.0GTとビルシュタイン・サスペンションの2.0GT-Sと2種類の足回りを用意していましたが、今回の年改ではGT-Sに標準タイヤよりもワイドな 245/40R18サイズのタイヤをオプション設定。もちろん、ビルシュタインのセッティングも専用に見直されています。

つまり、年改によってアプライドBとなったスバルWRX S4には、225/45R18タイヤを履く2.0GT、225/45R18タイヤのビルシュタイン・サスペンション、そして245/40R18とビルシュタインの組み合わせという3タイプのシャシーが設定されたというわけです。

今回、WRX S4では、もっともベーシックとなる2.0GTに試乗することができました。アプライドBになって「ダンパーに手を入れ、乗り心地を向上させた」というグレードです。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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