新型パサートと「高2の夏休みの経験」の関係を庄司社長が明言!?

新型パサートが日本でも発表となりました。

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事前にメディア向けには試乗会を開催し、その出来の良さは十分に確認できました。

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しっかりしたボディやステアリング、人も荷物も十分に収まるパッケージ、全部載せの安全装備、自動運転に一歩近づいたと言える渋滞から高速まで全速度域でハンドル、アクセル、ブレーキをコントロールしてくれる自動追従システム・・・などなど、おおよそ最新の乗用車に出来てしかるべきもの、あって欲しいものがほぼ揃っています。

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特に渋滞でもハンドルを切ってサポートしてくれる「渋滞時追従支援システム」は、かなりこちらの意図する通りに車両側がクルマを運転してくれます。量産車中世界最先端のレベルでサポートしてくれています。

それでいて価格は324万円からと、ドイツのMBAブランドからすると大幅にお安く感じる価格設定で、むしろ国産車の価格帯に近いか、装備などを考えると安く受け取れるくらいの戦略価格と言えます。

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日本ではパサートというと、フォルクスワーゲンの中でも、輸入車の中でも、いまいちパッとしない外車に仕分けられていた感がありますが、フォルクスワーゲンの現行車種の中ではもっとも歴史があり、実はグローバルではフォルクスワーゲンの中で最量産モデルなんだそうです。そう、ゴルフより古くからあり、生産台数も多いんです。

そんなパサートをフォルクスワーゲン・グループ・ジャパンの庄司社長は「今年ホンキで売るし、売れると思う」と言い切ります。

そのために、現在の1.4リッターガソリンターボのTSIに加え、来年早々にはディーゼルターボのTDI、走りにも振ったプラグインハイブリッド、4輪駆動モデルのオールトラックが投入される予定になっています。

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これまでも「乗るといいクルマなんだけどね」と「通」にはわかってもらえてたパサートですが、今度の8代目に対して庄司社長は「高校2年の夏休み明けのようなクルマ」と表現します。

この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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