今 総一郎 
スカイライン
長年の間、国産セダンとして愛されてきた「スカイライン」。
2014年から販売されている現行モデルは、まさに最新技術の宝庫なのです。
なかでも特筆すべきは「ダイレクトアダプティブステアリング」。ステアリングの動きを3つのECUで電気信号へと変換してタイヤを操舵させるシステムであり、ドライバーの操作には忠実な一方で、路面の凹凸などの外乱要因を車両側で遮断してくれるのでドライバーはステアリングの微修正が大幅に減り、長距離ドライブでの疲労度を低減できます。もちろん、コーナーリングの際も狙ったラインをビシッと走らせるのにも重宝します。
さらに、70km/h以上での走行時に車線をカメラで検知し、タイヤの角度と操舵反力を調整し、直進安定性を高める「アクティブレーンコントロール」も搭載。
ちなみに、パワートレーンは、3.5L V型6気筒（306ps／350Nm）にモーター（68ps／290Nm）を組み合わせたハイブリッドと、2.0L直列4気筒ターボ（211ps／350Nm）の2種類を用意。いずれもエコなだけでなく、スポーティな走りを楽しむのにも最適です。
NISSAN GT-R
「NISSAN GT-R」は、日本が世界に誇るスーパーカーの一台でしょう。
2007年の発売以降、年々進化を果たし、いまや搭載される3.8L V型6気筒ツインターボは登場時よりも70ps上回る550psをマーク。昨年11月に登場した15年モデルはトランスミッションなどの精度が向上したことで、より上質な乗り味を獲得しているとのこと。
もちろん、サスペンションをはじめタイヤやブレーキ、ステアリングなど走りに関する部分には徹底的に手が加えられています。さらに、トランクカーペットの材質も見直し、より静粛性を高めるなど、その進化は留まるところを知らないようです。
（今 総一郎）
