セレナ
登場以来、運転がしやすいボディサイズながら、室内空間の広さと快適性の高さから人気を集めているミニバンが「セレナ」です。
多くのミニバンは“7人乗り”または“8人乗り”は購入時に決めるものですが、「セレナ」はスマートマルチセンターシートと称する機構のおかげで、7人乗りと8人乗りを自由自在に調整可能なのです。
2列目シートの中央座席として使えば最大で8人分の座席となるのはもちろん、背もたれを倒せば収納付きのアームレストとしても使えます。
さらに驚くべきは、1列目へのスライドが可能という点。同じくアームレストとして使えるほか、2列目から3列目へのウォークスルーも容易になるなど、様々な場面での活躍が期待される機能です。
エクストレイル
タフユースにフォーカスしたSUVとして有名な「エクストレイル」。昨年登場した現行モデルでは、これまでの武骨なルックスから一転し、より都会的なキャラクターへと変身。
とはいえ、見た目とは裏腹に、オフロードでの走行に役立つサポートシステム「ALL MODE 4×4」は機能を強化。また、先代でも定評のあった防水加工シートを踏襲するなど、依然としてタフユースでは強みを発揮する一台であります。ちなみに、SUVとしては珍しく3列目シートを備えるグレードがある点にも要注目です。
なお、ハイブリッド版をラインナップするなど、商品力は増すばかりです。
リーフ
従来のガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドカー全盛のなか、次世代を担うクルマとして期待されているのが電気自動車(EV)です。
そんなEVの分野に日産が送り込んだのが、この「リーフ」なのです。
曲線を多用して構成されたボディはハイブリッドカーと同じく、空力を考慮したものですが、EVはエンジンをもたないことからガソリン車よりも静かなので、かえって目立ってしまう走行時の騒音を減らすための工夫がドアミラーやフロア下部など随所に施されています。
もちろん、走りは爽快のひと言。出足から力感あふれる加速を披露するとともに、バッテリーを車体のフロア中央に配置していることから挙動のブレが少ない安定した走りが特徴です。JC08モードで228kmという航続距離と、充電時間と設備数に若干の不安はありますが、室内空間も大人5人が乗れる空間に加えて、荷室も370Lを確保されているなど、日常生活くらいなら難なくこなせるはず。
ガソリンよりも走行コストはリーズナブルですし、「リーフ」に貯めた電気を停電時には家に供給できるなどの汎用性も考えれば、導入に一考の価値はあるのでは?