インパネ
変わっているようで変わってない? 半ドーム型のメーターパネルやセンタートンネルなど、基本的な構造は似ています。サイドブレーキの位置が違いますね。これは初代が左ハンドルを意識した結果と思われます。つまりハンドル位置に限らずサイドブレーキの位置は変わらず、左ハンドルではドライバーズシートの横に来るわけです。新型はちゃんと運転席側にあります。
シフトノブ
変速するのが楽しくなるには、シフトレバーとそのストロークが大きく影響します。初代は小さめのノブにミニマムのストロークで当時も驚きを感じました。新型のNDではあるいい常識的な範囲で小気味よくシフトが入ります。味わいは違いますがどちらも気持ちいですね。
ペダル
新生マツダのラインアップでは、自然にドライバーが操作できるポジションを意識したレイアウトになっています。なので、ドライバー中心のシートとペダル位置が厳密に設定されています。また、初代NA時代は、吊り下げ式のアクセルペダル。新型NDでは床に支点のあるオルガン式になっているのが大きな違いです。
メーターパネル
大きな違いは初代NAが2眼なのに対し、新型NDは3眼です。新型はセンターにタコメーターを配したスポーツカーを意識したもの。どちらもアナログなのはこだわりでしょう。
シート
どちらもセミバケットのシンプルなシート。新型はネットタイプ構造になって、軽量化にも貢献していますし、実際の座り心地、疲れの少なさではとても大きな進化です。こればかりは新型に大きく軍配があがるところです。
幌のインナー
初代NAでは、単純に布を骨組みで支えた構造でしたが、新型NDでは、樹脂なども用いて複雑な仕組みになっています。これでクローズ時の快適性、遮音や遮温は大きく変わっています。
トランクルーム
初代NAは標準よりも小さなスペアタイヤがトランクルームを大きく占領してしまっています。新型NDでは、パンク修理キットになってかなりトランクはすっきり。実用上とても助かる部分ですね。
さてさて、大きく変化した新型ロードスターのインテリアでした。次は、機能編へ。
(写真:前田 惠介 文:clicccar編集長 小林 和久)
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