写真で見る新型ロードスターNDと初代NAの違い【内装編】

インパネ

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変わっているようで変わってない? 半ドーム型のメーターパネルやセンタートンネルなど、基本的な構造は似ています。サイドブレーキの位置が違いますね。これは初代が左ハンドルを意識した結果と思われます。つまりハンドル位置に限らずサイドブレーキの位置は変わらず、左ハンドルではドライバーズシートの横に来るわけです。新型はちゃんと運転席側にあります。

シフトノブ

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変速するのが楽しくなるには、シフトレバーとそのストロークが大きく影響します。初代は小さめのノブにミニマムのストロークで当時も驚きを感じました。新型のNDではあるいい常識的な範囲で小気味よくシフトが入ります。味わいは違いますがどちらも気持ちいですね。

ペダル

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新生マツダのラインアップでは、自然にドライバーが操作できるポジションを意識したレイアウトになっています。なので、ドライバー中心のシートとペダル位置が厳密に設定されています。また、初代NA時代は、吊り下げ式のアクセルペダル。新型NDでは床に支点のあるオルガン式になっているのが大きな違いです。

メーターパネル

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大きな違いは初代NAが2眼なのに対し、新型NDは3眼です。新型はセンターにタコメーターを配したスポーツカーを意識したもの。どちらもアナログなのはこだわりでしょう。

シート

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どちらもセミバケットのシンプルなシート。新型はネットタイプ構造になって、軽量化にも貢献していますし、実際の座り心地、疲れの少なさではとても大きな進化です。こればかりは新型に大きく軍配があがるところです。

幌のインナー

NA_Roadster_34 ND Roadster_40

初代NAでは、単純に布を骨組みで支えた構造でしたが、新型NDでは、樹脂なども用いて複雑な仕組みになっています。これでクローズ時の快適性、遮音や遮温は大きく変わっています。

トランクルーム

NA_Roadster_49 ND Roadster_32

 初代NAは標準よりも小さなスペアタイヤがトランクルームを大きく占領してしまっています。新型NDでは、パンク修理キットになってかなりトランクはすっきり。実用上とても助かる部分ですね。

さてさて、大きく変化した新型ロードスターのインテリアでした。次は、機能編へ。

(写真:前田 惠介 文:clicccar編集長 小林 和久)

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この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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