ヘッドライト
いうまでもなく、初代の特徴である丸目のリトラクタブルヘッドライト。今となってはレギュレーションの面からも採用されなくなりました。でも、本当はモーターを鼻っ面近くに置かなくて済むので、スポーツカーには有利ではないんですね。新型は薄目になったのがキリリとしてますが、だんだんと見慣れてきました。
リヤウインドウ
初代NAでは、リヤウインドウはガラスでなくビニールでした。当時のオープンカーはポピュラーで、時間とともに劣化したり、洗車などで丁寧に拭かないとすぐに傷だらけになったものです。2代目からは熱線入りのガラス製が採用され、耐久性も視界も格段にアップしています。
三角窓
初代では大きかったのが、新型ではごく小さくなりました。風邪を感じるオープンカーにとって、それをコントロールするのに重要な部分と言います。新型でももちろん、最適になるように設計されています。ただ、ウインドウガラスの昇降の調整の役割もあるかもしれません。
フロントエンブレム
初代はユーノスのマークでしたが、新型はマツダマークへ。当時は販売チャンネルを増やし、ブランドも「マツダ」ではなく「ユーノス」を目指していました。
Roadsterのエンブレム
手書き風の初代に対して、新型はあっさりとした書体タイプ。クルマのキャラにそれぞれあっている気はします。
ドアノブ
初代のドアノブは指を差し込むタイプでとくに爪の長い女性などには不評もありました。新型はごく一般的な全体で引っ張るタイプ。万が一の際、ロープなどをかけてこじ開けるのにも有効と言われています。
ホイール
初代のホイールはアイデンティティとも言える7本スポーク。新型は、軽量さを表現したかのような細い8本スポーク。これも全体のデザインにそれぞれマッチしていますね。
アンテナ
初代の初期型はねじ込みの固定式ロッド。新型も固定式ですが柔らかいフレキシブルタイプ。初代はその後、盗難被害などを考慮して電動昇降式に変わりました。高さの違いは感度の進化もあるのでしょう。
赤のボディカラー
単純に言えばどちらも赤ですが、初代のソリッドなクラシックレッド、かたや新型は言わずと知れたソウルレッド。それぞれ逆に塗ってみたボディも見てみたいですね。
いかがでしたでしょうか。
次は、内装編いきます。
(写真:前田 惠介 文:clicccar編集長 小林 和久)
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