写真で見る新型ロードスターNDと初代NAの違い【外観編】

ヘッドライト

NA_Roadster_30 ND Roadster_30

いうまでもなく、初代の特徴である丸目のリトラクタブルヘッドライト。今となってはレギュレーションの面からも採用されなくなりました。でも、本当はモーターを鼻っ面近くに置かなくて済むので、スポーツカーには有利ではないんですね。新型は薄目になったのがキリリとしてますが、だんだんと見慣れてきました。

リヤウインドウ

NA_Roadster_38 ND Roadster_49

初代NAでは、リヤウインドウはガラスでなくビニールでした。当時のオープンカーはポピュラーで、時間とともに劣化したり、洗車などで丁寧に拭かないとすぐに傷だらけになったものです。2代目からは熱線入りのガラス製が採用され、耐久性も視界も格段にアップしています。

三角窓

NA_Roadster_37 ND Roadster_44

初代では大きかったのが、新型ではごく小さくなりました。風邪を感じるオープンカーにとって、それをコントロールするのに重要な部分と言います。新型でももちろん、最適になるように設計されています。ただ、ウインドウガラスの昇降の調整の役割もあるかもしれません。

フロントエンブレム

NA_Roadster_24 ND Roadster_24

初代はユーノスのマークでしたが、新型はマツダマークへ。当時は販売チャンネルを増やし、ブランドも「マツダ」ではなく「ユーノス」を目指していました。 

Roadsterのエンブレム

NA_Roadster_23 ND Roadster_23

手書き風の初代に対して、新型はあっさりとした書体タイプ。クルマのキャラにそれぞれあっている気はします。 

ドアノブ

NA_Roadster_47 ND Roadster_65

初代のドアノブは指を差し込むタイプでとくに爪の長い女性などには不評もありました。新型はごく一般的な全体で引っ張るタイプ。万が一の際、ロープなどをかけてこじ開けるのにも有効と言われています。

ホイール

NA_Roadster_40 ND Roadster_58

初代のホイールはアイデンティティとも言える7本スポーク。新型は、軽量さを表現したかのような細い8本スポーク。これも全体のデザインにそれぞれマッチしていますね。

アンテナ

NA_Roadster_39 ND Roadster_54

 初代の初期型はねじ込みの固定式ロッド。新型も固定式ですが柔らかいフレキシブルタイプ。初代はその後、盗難被害などを考慮して電動昇降式に変わりました。高さの違いは感度の進化もあるのでしょう。

赤のボディカラー

NA_Roadster_25 ND Roadster_25

単純に言えばどちらも赤ですが、初代のソリッドなクラシックレッド、かたや新型は言わずと知れたソウルレッド。それぞれ逆に塗ってみたボディも見てみたいですね。

いかがでしたでしょうか。

次は、内装編いきます。

(写真:前田 惠介 文:clicccar編集長 小林 和久)

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この記事の著者

小林和久 近影

小林和久

子供の頃から自動車に興味を持ち、それを作る側になりたくて工学部に進み、某自動車部品メーカへの就職を決めかけていたのに広い視野で車が見られなくなりそうだと思い辞退。他業界へ就職するも、働き出すと出身学部や理系や文系など関係ないと思い、出版社である三栄書房へ。
その後、硬め柔らかめ色々な自動車雑誌を(たらい回しに?)経たおかげで、広く(浅く?)車の知識が身に付くことに。2010年12月のクリッカー「創刊」より編集長を務めた。大きい、小さい、速い、遅いなど極端な車がホントは好き。
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