全モデルに息づく走りのDNA。ポルシェのおすすめモデル5台

 

ボクスター

Boxster

先に紹介した2ドアクーペ「ケイマン」のベースとなったのが、この「ボクスター」。

ルーフには50km/h以下の走行中でも約9秒間で開閉できる電動ソフトトップを採用。オープンボディのため走行中のガッチリ感は「ケイマン」に一歩譲るものの、それでも街乗りなどではビクともしない剛性感は健在。

搭載される水平対向エンジンのサウンドを感じながらのオープンエアの爽快感など、肩肘張ってコーナーを攻め込むようなスポーツドライブとはひと味違う、大人のドライブを楽しませてくれます。

 

マカン

Macan S

ポルシェ初の2.0L直列4気筒ターボエンジンの搭載。そして、616万円というポルシェで最安のスターティングプライスを掲げたことで話題を呼んだ「マカン」。

SUVとしては「カイエン」がすでに絶大な人気を集めていましたが、「マカン」はボディサイズと価格がひと回り小さいことを特徴としており、ポルシェのさらなる躍進を期待させる一台として注目されています。

同じくフォルクスワーゲン・グループに属する「アウディ・Q5」と共用する部分は多いのは有名ですが、内外装のデザインをはじめ、やはりコーナリングでビクともしないスタビリティの高さは紛れもないポルシェの味。むしろ、ボディが小さいだけに、スポーツカーらしいキビキビとした走りは兄貴分の「カイエン」よりも「マカン」の方が優勢かもしれません!?

 

パナメーラ

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これまで、SUVの「カイエン」や「マカン」を除き、「911」や「ケイマン」そして「ボクスター」などのスポーツカーを中心に手掛けてきたポルシェが2009年に初公開した4ドアサルーンが「パナメーラ」です。

ボディサイズは5015×1930×1420とひと際大きく、また背が低いのが特徴。前席だけでなく後席にもサポート性が高いバケットシートを備えているのもポイント。

搭載されるパワートレーンのバリエーションも豊富で、基本となるV型6気筒は(310ps/400Nm)と(420ps/520Nm)の二種類のチューンを持ち、V型8気筒も(440ps/520Nm)と(520ps/700Nm)を用意。さらに、14年8月には外部充電を可能としたプラグインハイブリッドを追加。いずれも、巨体を動かすには十分な性能を誇っています。

もちろん、実用性も上々。居住空間だけでなく、荷室も普段使いから旅行に対応できる容量が確保されています。

(今 総一郎)