トヨタが恩賜発明賞を受賞したFCVの「逆転の発想」とは?

トヨタ自動車が21日、「MIRAI」に採用した燃料電池関連の発明で全国発明表彰「恩賜発明賞」を受賞したと発表しました。

TOYOTA_MIRAI

 

では、受賞した発明とはどんな内容だったのでしょうか? 

きっかけは2000年代初期に同社が先行実検車「FCHV」を開発していた頃にまで遡ります。当時同社は燃料電池車を開発する中で大きな課題に向き合っていました。

TOYOTA_FCV

(出展 トヨタ自動車)

それはFCVの心臓部であるFCスタック(燃料電池)の極低温下での「始動性」。

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Avanti Yasunori 近影

Avanti Yasunori

大手自動車会社で人生長きに渡って自動車開発に携わった後、2011年5月から「clicccar」で新車に関する話題や速報を中心に執筆をスタート、現在に至る。幼少の頃から根っからの車好きで、免許取得後10台以上の車を乗り継ぐが、中でもソレックスキャブ搭載のヤマハ製2T‐Gエンジンを積むTA22型「セリカ 1600GTV」は、色々と手を入れていたこともあり、思い出深い一台となっている。
趣味は楽器演奏で、エレキギターやアンプ、エフェクター等の収集癖を持つ。
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