プジョーがトヨタに小型商用車をOEM供給

ウワサになっていたプジョー生まれのトヨタ車が現実になりました。

トヨタ モーター ヨーロッパ(TME)とプジョー・シトロエン(PSA)のは、欧州における小型商用車のOEM供給について合意したと発表しています。

2013 年中頃に、PSA のプジョー「エキスパート」およびシトロエン「ジャンピー」をベースにした商用バンを、PSAからTMEに供給するということです。また、次期モデルについてもOEM供給を合意していて、TMEは開発費と設備投資について負担するといいます。

トヨタとPSAといえば、Aセグメントの兄弟モデル(トヨタ・アイゴ、プジョー107,シトロエンC1)の生産において合弁事業を行なっている関係で、こうしたOEMの話が出てくるのは意外ではありませんが、これによって厳しさを増しているフランス国内の自動車製造業が一息をつけるのかどうか注目といえそうです。

余談ですが、小型商用車といえば、ルノーからメルセデスへのOEMも行なわれています。このトレンドからすると、小型商用車はフランス生まれであることが欧州ではスタンダードになっていきそうです。

(山本晋也)

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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