タイヤの果たした役割は?【密着取材 スバル優勝六つの理由 第2章】

④タイヤとのマッチング

今回のニュルブルクリンク24時間レースに参戦するにあたってWRX STIには様々なトライが実施されています。

そのひとつとして上げられるのが、ダンロップタイヤ。

今回、ダンロップはチームの要望に応えるかたちで新形状・新コンパウンドのタイヤを投入しました。

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とはいえ、本番に向けたデータ採集のために参戦したはずの4月のクオリファイレースやVLN第2戦ではクラッシュにより充分な走行を実施することができませんでした。

レースでは、コース8周=約80分に1回ピットインし、タイヤ交換する作戦です。つまり、8周の間、きちんとタイヤがパフォーマンスを発揮してくれるのか、それ以前にタイヤが8周壊れないかどうかすら確認できていませんでした。

しかし、レースウイーク初日の予選1回目。ようやくセッション全体で13周というまとまった周回数を経験することができました。

これにより、ドライタイヤでの連続周回も実施することができ、ダンロップタイヤの新スペックが、レースの1パートで走り切ることができるということが確認され、また適正空気圧やパフォーマンスのキープに関するデータを得ることができたのです。

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「たられば」になりますが、この金曜の予選1回目でこの周回数を走ることが出来なかったら、これだけ順調なレース展開はありえなかったでしょう。

【第3章】へつづく…