ホンダ・シャトル ハイブリッドはカローラ・フィールダーを超えたか!?

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シャトル ハイブリッドのメーカー希望小売価格は、ベーシックグレードで199万円。フィールダーの最廉価グレードが219万5345円となっていますから、シャトルの買いやすさが際立ちます。

中間グレードで比べると、シャトルハイブリッドXの219万円に対して、フィールダーハイブリッドGは229万8437円となります。

この中間グレードの装備差で気になるのは先進安全技術。フィールダーには「トヨタセーフティセンスC」と名付けられたレーザーレーダーと単眼カメラを用いたプリクラッシュセーフティシステムが装備されています。いわゆる衝突被害軽減ブレーキだけでなく、車線逸脱警報や自動ハイビームも実現しています。

その点、シャトルはレーザーレーダーだけを使う「あんしんパッケージ」で衝突被害軽減ブレーキも低速域対応のシステムに留まってるのは残念なところ。

とはいえ、シャトルハイブリッドXにはLEDヘッドライトが標準装備されていますが、フィールダーハイブリッドGはプロジェクター式ハロゲンヘッドライトというのは見逃せないポイントでしょう。

また、シャトルの中間グレードから上にはクルーズコントロールが標準装備されていたり、シャトル ハイブリッド全車がスマートキーを採用している(フィールダーはカギを差し込むワイヤレスタイプ)のも大きな違いです。

足元は、いずれも15インチスチールホイール+ホイールキャップと同等の装備内容となっています。

こうして主に中間グレードで比べると、価格に対するパフォーマンスや全体的な装備の充実度ではシャトル優勢といえそうです。

 

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(写真:小林和久/山本晋也 文:山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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