エスカレードのプラットフォームは最新のシボレー・シルバラードと同じとのことで、ハマーH2も車体を共有していますから似たようなサイズになるのは当然かもしれません。
さて、4代目となるキャデラック・エスカレードは、最上級グレードの「プラチナム」が加わったのがトピックス。試乗車もその「プラチナム」です。
巨大なボディサイズと室内、荷室の広さに加えて、ゴージャスな内・外装には驚かれます。
1列目と2列目にはセミアニリン仕上げのナパレザーが採用され、ダッシュボードからドアパネル(アッパー)、センターコンソールは手縫いのレザーで覆われています。
フロントシートには、ヒーターとベンチレーション機能の両方が用意され、マッサージを受けながらドライブを楽しめます。
ほかにも、9インチのオーバーヘッドスクリーン、センターコンソールの巨大な冷蔵庫まで揃うほか、1列目のヘッドレスト裏には7インチのディスプレイが仕込まれていて、ゆったりと映画などが視聴可能。
キャデラック・エスカレードは、アメリカでは「成功の象徴」であり、VIPなどが移動オフィスとしても使うそうですから、広々とした大地でゆったりと乗るにはこれくらいの装備は欠かせないのかもしれません。
直噴化されたエンジンは6.2LのV8で、気筒休止機構も備わります。6速ATの組み合わせ。
駆動方式はフルタイム4WDで、価格は「キャデラック・エスカレード・プレミアム」が1149万円、「キャデラック・エスカレード・プラチナム」が1249万円です。
(塚田勝弘)