トヨタ86の燃費も競う「86/BRZ GREEN CUP」の楽しさが判明!

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午後2時にスタートが切られるとレース開始。我がチームのスタートドライバーは国沢さん。絶妙なスタートで一気に4位までジャンプアップ。レース中、ドライバー交替義務がある4回のピットインが義務付けられるため、2位のチームが早々にピットインすると、国沢さんは3位となります。

前を走るクルマを風除けに使って燃費を稼ぐという、かなりテクニックが必要な技を惜しげもなく使っています。

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その後の3位の順位と8.9km/Lで国沢さんがピットイン。小林編集長にドライバーチェンジし、14時45分頃に編集長もピットへ戻ってきます。どうでしょう、この満足げな嬉しそうな顔。やっぱりサーキットのスポーツドライブというのは楽しいものなのですね。

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 参加車両も86/BRZとはいえ、かなりバラエティに富んでいます。黒い86はターボチューンを施したHYPER MEETINGなどでもお馴染みのAVO TURBO WORLD JAPANのマシン。しかし、どのマシンも燃費を考えて1分22秒台で周回を重ねています。

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そして筆者はフィニッシュドライバー。燃費を落とすな、という国沢チーム監督のオーダーにより燃費走行に徹します。8.9km/ℓあった燃費表示も一時8.1まで落ち込みましたが、その後に続くドライバーの皆さんの努力の成果で筆者がクルマを預かるときには8.5km/ℓまで回復していました。

1分30秒台という燃費走行と言っても、やっぱりサーキットは楽しい!抜かれても抜いても、レースをしている実感が沸々とこみ上げてくる、この楽しさ。

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優勝はHYPER REV & REVSPEED 86。ご覧の通りノーマル仕様です。2位は先述のAVO TURBO WORLD JAPAN。つまり、腕と作戦次第でノーマルでもこのレースは勝てます。

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ちなみに筆者のあまりにも遅いドライブが足を引っ張ってしまったようで我がチームは9位。でもロールバーもチューニングも要らないノーマルの86/BRZで楽しくレースが出来る「86/BRZ GREEN CUP」は、本当に楽しいレース体験ができる貴重なイベントです。

今年は残り3戦、7月11日 富士スピードウェイ、9月12日 鈴鹿ツインサーキット、10月31日 岡山国際サーキットと続きます。

興味のある方は「86/BRZ GREEN CUP」で検索を。

(文・写真:松永和浩)

 

この記事の著者

松永 和浩 近影

松永 和浩

1966年丙午生まれ。東京都出身。大学では教育学部なのに電機関連会社で電気工事の現場監督や電気自動車用充電インフラの開発などを担当する会社員から紆余曲折を経て、自動車メディアでライターやフォトグラファーとして活動することになって現在に至ります。
3年に2台のペースで中古車を買い替える中古車マニア。中古車をいかに安く手に入れ、手間をかけずに長く乗るかということばかり考えています。
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