フロントを左右独立ツインモーターで駆動するハイブリッドAWDスーパースポーツというNSX。かなりパワフルに仕上がっていることが期待されますが、当然ながらパワーが増えるほど冷却への負担は大きくなります。
フロントに見える3つのラジエターはいずれもV6ターボエンジンを冷やすもので、中央の大きなラジエターは25度傾けているといのがポイント。
そのエンジン用ラジエターの前にはフロントを駆動するツインモーターユニットの冷却系(右側)や、ハイブリッドシステムの核となるパワードライブユニット用ラジエター(中央)も置かれているということです。
ターボチャージャーによって過給された吸気を冷やすインタークーラーは、左右バンクそれぞれ独立して配置しているのが確認できます。
そして、エンジン後方に置かれる9速DCTの冷却用として2つのラジエターを設置。ひとつはフロントのエンジン用サブラジエター(左)の前方。もうひとつは、エンジンルーム内に置かれているということです。
こうした各種ラジエターとコンデンサーを合わせた10個の冷却系が示す画像も公開されています。