そうした動きはすでに出ています。マツダはデミオのモータースポーツ向けモデルを発表したのです。デミオのパワーユニットは1.3Lのガソリンエンジンと1.5Lのディーゼルエンジンの2種類ですが、デミオ・モータースポーツコンセプトは1.5Lのガソリンエンジンを搭載。つまりデミオにロードスターのエンジンを積んだわけです。
1.3Lのガソリンエンジンでも、思った以上に軽快に走るデミオは、1.5L化することでさらにスポーティになることでしょう。実際、ヨーロッパ仕様では1.5Lエンジンがラインナップしているので、全く無理なく日本市場に投入することができるでしょう。ちなみに115psというスペックになっています。
しかし本当に待ち遠しいのは、やはりガソリンのターボエンジン。旧型アクセラに搭載されていた2.3Lの直噴ターボは、264psという当時FF最強のスペックを誇っていました。あのFFでトラクションできるかできないかの、ギリギリのビッグパワーは刺激的でした。FF最速という栄冠は、当時マツダスピード・アクセラのものでした。