新プラットフォームではアンダーボディやサスペンションを刷新するとともに、パワートレインを低配置化することで、クラストップレベルの低重心化を実現。
骨格構造の見直し等により、ボディ剛性を従来比で30~65%向上、気持ちの良いハンドリング、高質な乗り心地、高い衝突安全性能を確保しているそうです。
また新プラットフォームと連携して新たなパワートレインを開発しており、エンジンの熱効率やトランスミッションの伝達効率を向上させることで、システム全体で動力性能を約15%以上、燃費を約25%向上させるなど、高性能・低燃費を実現。
ハイブリッドシステムについても駆動ユニットの配置見直しやモーター、インバーター、バッテリーの小型・高効率化により燃費向上に貢献。
一方、同社では生産部門においても「意志ある踊り場」として取り組んで来た投資低減による原資を元に、成形技術の向上による高意匠の実現やボディ接合にレーザー溶接技術を採用するなど、「もっといいクルマづくり」に向けた活動を展開。
併せて既存工場の稼働率を2009年比で20%向上、モデル切替え時の設備投資額を2008年比で半減するなど、経営を取り巻く環境が激変する中、同社ではクルマ作りの全てを見直す意気込みでカイゼン活動に取組んでいるそうです。
これら一連の活動の中核をなすのが「TNGA」(Toyota New Global Architecture)。
「TNGA」ではクルマの基本性能や商品力を飛躍的に向上させることを目標に、グルーピング開発による部品・ユニットの賢い共用化を通して20%以上の開発リソーセス削減見込んでいるそうです。
今後「TNGA」は新興国など地域を問わず全世界で展開、レクサス系でも共用可能な部位には採り入れて行く考えのようです。
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