欧州で売るとなれば、現地での法規にそった仕様にしなくてはいけません。たとえば、DRL(デイタイムランニングライト)は、そうした欧州仕様の特徴的な装備です。
もちろん、欧州仕様のレヴォーグにはDRLは備わりますが、そのために日本仕様とは若干異なる造形となっているのがランプ廻りだといいます。
じつは、こうした燈火類の法規に関する問題は開発段階で認識していたといいますが、「もともと欧州に出す気はなかったので、”日本ベスト”のデザインにするということで、まあいいだろうと無視した」という経緯があるといいます。
グローバルモデルを開発しているのならば、できるだけ変更なく各国・各地域の法規を満たすようにデザインするものですが、こうしたスタンスからもレヴォーグが日本専用モデルという成り立ちを持っていることが理解できるのです。