では、欧州仕様の開発がはじまったのは、いつ頃なのでしょうか。
日本ベストのスポーツツアラーとしてレヴォーグが公になった2013年秋、つまり東京モーターショーで発表したときに、欧州各国の販売店からリクエストが殺到したことで、本格的に開発がスタートしたということです。
とはいえ、前述したようにトーイング能力など現地のニーズを満たせない部分まではカバーできないという条件で、あくまで日本仕様をベースに、欧州仕様の排ガス基準(ユーロ6b)をクリアするなど、最小限の手直しで作ったのが欧州仕様というわけです。
これから欧州でレヴォーグがどのように評価されるか気になります。日本視点のクルマ作りが世界でどのように評価されるのかの試金石といえるかもしれません。
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(山本晋也)