スバルのベーシックセダン「インプレッサG4」は年改でどう進化したのか?

スバルのクルマ作りといえば、「年改」と呼ばれる年次改良によって、毎年レベルアップさせていくことで知られています。

しかも、スバルの年改は出し惜しみすることなく、最新・最良の知見を可能な限り投入するのも伝統。それだけに年次改良によって、どこまで進化しているのか、他メーカーに比べても気になるファンは少なくないでしょう。

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さて、2014年11月に年次改良を受けたインプレッサG4(セダン)を市街地とクローズドのパイロンコースにて乗ることができました。

その年改では走りについて、次のような変更点をアピールしています。

ショックアブソーバーの減衰力やコイルスプリングのバネ定数の最適化といったサスペンション性能の向上やステアリングギア比の変更(従来型16.0:1→新型14.5:1)などにより、振動が少なく、しなやかな乗り心地を実現すると共に、気持ちの良いハンドリングと取り回しの良さを向上させました。

果たして、インプレッサG4のハンドリングは、どのような進化を遂げているのでしょうか。試乗したのは、最上級グレード「2.0i-S EyeSight」です。

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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