トヨタがアメリカで売るマツダ・デミオは4ドアセダン?【ニューヨークオートショー2015】

とはいえ、マツダがデミオをベースとしたモデルをトヨタの北米向けラインナップに供給するという話は意外でもなんでもなく、すでに2012年11月に合意が発表されているものです。

マツダのメキシコ工場において、トヨタ向けモデルの生産を行なうこと、そのためにトヨタが設備増強や開発コストの一部を拠出することも公表済みの事実なのです。

mazda2sedan_thai9148

さて、「サイオンiA」のコンセプトは、『魅力的なスタイリングとダイナミックなドライビングをテーマとした若者向けセダン』と説明されていて、まさしく、デミオが持っているキャラクターを暗示するコンセプトともいえそうです。

国内向けには5ドアハッチバックのみとなっているデミオですが、すでに海外向けの「マツダ2」では4ドアセダンも発表されています。4ドアのマツダ2をベースに、内外装をサイオン仕様としたモデルが、「iA」の正体といえそうです。

■関連記事

トヨタが北米でデミオを売る?マツダのメキシコ新工場がトヨタ車を生産することに!
https://clicccar.com/2012/11/10/204473/

COTYを獲得した新型マツダ・デミオとトヨタ・ヴィッツを比べてみる
https://clicccar.com/2014/10/23/274378/

マツダ・デミオ4ドアセダンを世界初公開
https://clicccar.com/2014/11/22/279208/

マツダ・デミオの「わずか5mm」の違いがもたらす2つの効果とは?
https://clicccar.com/2015/02/18/291869/

(山本晋也)

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
続きを見る
閉じる