マツダの新型ロードスターが990kgを実現した3つの工夫

ひとつ目は「ボディのコンパクト化」です。

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先代モデルと比べて全長で105mmも短くしたボディは、それだけで十分に軽量化につながります。また、タイヤもサイズダウンしているので、タイヤ・ホイールの重量も抑えることができていますし、ホイールを支えるハブボルトも4本(先代モデルは5本)に減らすことができたといいます。

さらにボディが軽くなったことで、十分な制動性能を確保しながら、ブレーキもサイズダウンすることができたのも、軽量ボディにつながっているのです。

足回り系でも、サスペンションにアルミ製パーツを多用するなどして、全体で25kg以上も軽く仕上げているということです。

●新型ロードスターS 主要スペック
型式:DBA-ND5RC
全長:3915mm
全幅:1735mm
全高:1235mm
ホイールベース:2315mm
車両重量:990kg
乗車定員:2名
エンジン形式:SKYACTIV-G 1.5 直噴ガソリン
最高出力:96kW(131PS)/7000rpm
最大トルク:150Nm(15.3kg-m)/4800rpm
変速装置:6速MT
燃料消費率:17.2km/L(JC08モード)
タイヤサイズ:195/50R16

 

この記事の著者

山本晋也 近影

山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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