「ぶつからない機能」だけ!? 軽自動車/コンパクトカーの安全装備の違いは?

安全装備では、こうした予防安全も大切ですが、「ぶつからない」ようにするにも限界があり、万一衝突してしまった際の衝突安全も大切です。

前席両席のエアバッグはもちろん、運転席&助手席のサイドエアバッグ、前後席のサイドカーテンエアバッグが設定されているかも確認したいところ。

「ぶつからない機能」で先行した軽自動車ですが、じつはサイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグがグレードによって未設定もしくは、全車に設定されない車種もありますから要注意。

コンパクトカーの場合は、全車にサイドエアバッグとサイドカーテンエアバッグを設定していなくてもいずれかのグレードに設定、もしくは装備されています。

Vits01

たとえば、トヨタ・ヴィッツやアクアには全車にオプションで用意し、ホンダ・フィットやマツダ・デミオなども大半のグレードに設定されています。

AQUA

また、万一の衝突時にエアバッグやボディ構造で乗員をどれだけ保護できるか、前面や側面衝突試験などにより評価する「JNCAP」の「新・安全性能総合評価」で、「178.8点」を獲得し、軽自動車で初めて5つ星を得たホンダ・N-WGNは抜きん出ていますが、この分野でも軽自動車は着実に進化。

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ただし、N-WGNのような最近のモデルと少し古めのモデルでは、差が大きいですから注意したいところです。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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