デカ羽伝説、ベンツ・エボリューションIIが生誕25周年

190EVO2003

いまやCクラスでもAMGともなれば500馬力を超える現代から見ると、235馬力(173kW)という最高出力は控えめに感じてしまうかもしれませんが、 25年前のメルセデスとしては驚きの高出力でした。

なにしろ、ベースとなった190Eの標準的なグレードは66~90kW程度でしたし、高出力バージョンの190E 2.3-16でも136kWだったのです。

ちなみに、レーシング仕様では373馬力(274kW)に達したといいます。

なによりもグループAという改造範囲の狭いレギュレーションに対応して、エアロパーツを全身にまとった姿はインパクト大でした。ボディ下部を覆うスカート類、トランクリッドに高々とそびえ立つリヤウイングは、まさにメルセデスの歴史に燦然と輝くアイコンとなっているといえそうです。

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(山本晋也)

この記事の著者

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山本晋也

日産スカイラインGT-Rやホンダ・ドリームCB750FOURと同じ年に誕生。20世紀に自動車メディア界に飛び込み、2010年代後半からは自動車コラムニストとして活動しています。モビリティの未来に興味津々ですが、昔から「歴史は繰り返す」というように過去と未来をつなぐ視点から自動車業界を俯瞰的に見ることを意識しています。
個人ブログ『クルマのミライ NEWS』でも情報発信中。2019年に大型二輪免許を取得、リターンライダーとして二輪の魅力を再発見している日々です。
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