消費税導入の影響が明確に! 2月前年同月比プラスになったのはたった1車種

軽自動車はどうでしょうか? 「全国軽自動車協会連合会」によると、同じく軽自動車でベスト10入りして前年同月比からプラスに転じたのは、1位のN-BOXが110.3%、7位のアルトが117.9%、10位のハスラーが157.5%。

N_BOX_SLASH_01

軽ではN-BOXスラッシュを投入したN-BOXも新車効果も貢献しているはずで、アルトも新車効果、堅調なハスラーは生産体制が整い順調にヒット作になっています。

それでは、登録車と軽自動車を含めたベスト10はどうだったでしょう? 下記のとおりです(括弧内は前年同月比)。

1位:トヨタ・アクア     2万2788台(95.1%)
2位:ホンダN-BOX               2万0223台(110.3%)
3位:日産デイズ         1万8825台(91.0%)
4位:ダイハツ・タント   1万7955台(77.5%)
5位:ダイハツ・ムーヴ   1万4459台(90.1%)
6位:トヨタ・プリウス   1万3122台(55.8%)
7位:ホンダ・フィット   1万2013台(65.6%)
8位:ホンダN-WGN               1万1950台(62.1%)
9位:スズキ・ワゴンR   1万1776台(69.3%)
10位:日産ノート                1万0949台(85.8%)

登録車と軽を含めたベスト10だと唯一、前年同月比からプラスになっているのはN-BOXだけという状態で、消費税増税の反動がまだ根強いのが分かります。

売れ筋も軽自動車が中心で、日産ノートをのぞくとハイブリッドもしくはハイブリッドも設定している車種になっています。

(塚田勝弘)

この記事の著者

塚田勝弘 近影

塚田勝弘

1997年3月 ステーションワゴン誌『アクティブビークル』、ミニバン専門誌『ミニバンFREX』の各編集部で編集に携わる。主にワゴン、ミニバン、SUVなどの新車記事を担当。2003年1月『ゲットナビ』編集部の乗り物記事担当。
車、カー用品、自転車などを担当。2005年4月独立し、フリーライター、エディターとして活動中。一般誌、自動車誌、WEB媒体などでミニバン、SUVの新車記事、ミニバンやSUVを使った「楽しみ方の提案」などの取材、執筆、編集を行っている。
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