「買い取り価格から見た」買いの軽自動車は何?

2015年4月の新車購入より軽自動車税が現在の7200円から1.5倍の1万800円(自家用乗用車)に増税されます。しかし税金が上がる前に購入しようと焦って車種選びをないがしろにしてしまうと、あとで後悔することになります。

新車購入時には価格差は小さくても、売却する際の金額が購入時以上に差が出ることがあるからです。

そこで3月の駆け込み需要に向けて、登録1年後の買取価格で見たオススメの車種を紹介します。まずは軽自動車の王道ハイトワゴン系です。

ムーヴ

ハイトワゴン系の車種といえば、スズキワゴンRやホンダN-WGN、日産デイズ、そして昨年の12月にフルモデルチェンジを行ったダイハツムーヴがこのカテゴリーに属します。ダイハツムーヴはまだ新型が登場したばかりなので掲載する買い取り価格は旧型のデータとなります。

2014年に登録した各車の現在の買取価格を見てみると、フルモデルチェンジ前のモデル末期にもかかわらずダイハツムーヴが残価率約57.5〜60.4%と最も高くなっています。旧型は今後下がることが予想されるので、新型のエアロパーツを装着したカスタム系、そしてスマートアシスト付きがオススメグレードと言えます。

デイズ  N-WGN

ワゴンReKワゴン

続いて残価率が高いのが残価率約54.1〜57.8%の日産デイズハイウェイスター、そして約53.6〜56.3%でホンダN-WGNが続きます。僅差ではありますが、この後に約52.7〜56.1%でスズキワゴンRがランクインします。日産デイズと兄弟車ですが、三菱eKワゴンは約51.8〜55.2%でと残価率はちょっと低めです。結果的にハイトワゴン系はエアロパーツを装着したカスタム系がオススメです。

この記事の著者

萩原 文博 近影

萩原 文博

車好きの家庭教師の影響で、中学生の時に車好きが開花。その後高校生になるとOPTIONと中古車情報誌を買い、免許証もないのに悪友と一緒にチューニングを妄想する日々を過ごしました。高校3年の受験直前に東京オートサロンを初体験。
そして大学在学中に読みふけった中古車情報誌の編集部にアルバイトとして働き業界デビュー。その後、10年会社員を務めて、2006年からフリーランスとなりました。元々編集者なので、車の魅力だけでなく、車に関する情報を伝えられるように日々活動しています!
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