ロードスターもいやロードスターだからこそ、そこには並々ならぬこだわりが込められているのは容易に想像できます。
新型ロードスターのデザインの根幹は、「乗る人が際立つ美しいプロポーション」だそうで、人がボディの真ん中に座っているように感じられるように、キャビンをやや後方に置いているのが印象的。
スポーツカーらしく、車両の低重心設計によるヒップポイントの低下など、さまざまな要素をデザイナーとパッケージングの担当者が一体となって検証し、オープン状態での美しさだけでなく、ドライバーの姿が際立つような美しいプロポーションが追求されています。
最近のマツダ・デザインはデミオもCX-3もそうですが、コンパクトなボディでも曲面が豊かに感じられる点で、小さいサイズでも見る角度によって表情がじつによく変わる点だと思います。
新型ロードスターでは、「クルマの動きとともにリフレクションの変化が美しく変化していくボディの曲面は、マツダが世界に誇るクレイモデラーの匠の技が可能にした造形」と胸を張りますが、クレイモデラーはもちろん、金型製作や生産サイドの協力、技術力の高さも見逃せません。
サイドビューでは、ヘッドランプからフロントフェンダーの頂点を経由して、リヤタイヤの前で一度収束し、そこからリヤフェンダーの頂点に跳ね上がって後方へ抜けていくという、緩急を感じさせる動きが躍動感を生んでいます。
■マツダ「新型ロードスター」発売は2015年6月以降を予定、先行予約検討も【東京オートサロン2015】
https://clicccar.com/2015/01/09/286025/
■マツダ新型「ロードスター」画像ギャラリー ─ 目標重量1トン、1.5リッターで131馬力
https://clicccar.com/2015/02/02/291393/
■新型マツダCX-3、マツダ・ロードスターを東京オートサロンで初公開!
https://clicccar.com/2014/12/22/282998/
(塚田勝弘)